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仕事までのストーリー

もちたけの採用基準は、やる気、考え方、能力の3つで審査しています。一番大切なのはやる気です。やる気は、審査に向けての準備量だと考えています。もちたけでは上司から、「もちたけ準備万端」と教えられます。もちたけの勝利の方程式は、常に準備にあります。どこで何をするときも、準備した量だけ他に負けなければ、もしうまくいかなくても、もちたけ的にはオッケーなのです。

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入社後の新入社員研修では、主にもちたけの考え方や社史、商品知識、人事考課の方法などの指導を受けます。研修の中でも特に面白いのが、先輩から可愛がられる方法に関する指導です。これから始まる 会社生活の中では、人間関係はとても重要です。意地悪な人はいませんが、それでも人間には、合う合わないがあります。そんな中で、どう振る舞いどう行動するかで、会社生活における楽しさは変わります。コツはバッチリ教えるので任せてください!

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新人研修が終わると、製造を希望する社員も含めて、全ての社員は、販売から経験してもらいます。お客様と接し、お客様を知り、年中行事や慶弔仏事への対応を覚える必要があります。もちたけの社是にあるように、全ては「お客さま第一」から始まります。お客様を知った上で得意な分野への配属となります。

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製菓学校出身でなくても、製造を担当することはできます。全ての社員は、販売も簡単な製造も、すべてを必ず経験してもらいます。その上で製造への配属は、本人の適正を判断し、話し合いの上で配属となります製菓衛生士など必要な資格も、技術レベルに応じて取得させるよう指導を行います。

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勤務する場所は、本人の現状スキルとスキルアッププランに応じて、人事責任者と本人との話し合いで決まります。本店、百貨店、モール店、駅前店、工場など、お店により仕事が変わります。売上金、在庫数、顧客名簿、外商注文、発送依頼など色々な仕事があります。スキルは賞与などにも関係するので、すべてが希望通りという訳にはいかないかもしれません。忙しい期間以外の休日は、前もって希望した日に取ることができます。

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お客様の中には、犬山は愛知県だったかしら?と、きついご冗談をおっしゃる方もお見えになりますが、まあ、正直言えば、田舎の会社なので、地元出身者がほとんどです。雰囲気は、ご想像の通りだと思います。地元の銀座、渋谷、青山あたりのおしゃれなお店の話が中心…と言いたいところですが、犬山、扶桑、江南、せいぜい名駅か栄、たまにディズニーランドの話題くらいです。ご安心ください。

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今後の展開についてですが、お店は、増やしたくて増やすものではなく、お客様のご要望があり、最善のおもてなしが可能であるかを判断した上で、ブランディング上必要である場合に、出店を行っています。わかりやすく言うと、いい相手が見つかれば結婚します、みたいなものです。だからいつ結婚するの、と聞かれても、答えにくいですよね。相手もあることなので。

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社長メッセージ

私は、和菓子屋に生まれたわけでも、子供の頃から和菓子屋を目指したわけでもありません。他の仕事をしていましたが、頼まれてこの仕事を始めることになりました。初めは、なかなか慣れることが出来ず、仕事にやりがいを感じることもできませんでした。
ある日、お店にお越しになった初老のご婦人が、「うちの主人は、ここのお菓子が大好きで、持たせてあげるために買いにきたの」と、販売員におっしゃったそうです。「お手土産ですか?」と聞くと、「棺に入れてあげたいの」とお答えになり、商品をご購入されたそうです。それは、私が作った和菓子でした。当時、あまり仕事にやりがいを感じていなかった、私の作った和菓子です。もしかしたら、心を込めずに作ったものかもしれません。それを聞いたときのショックと後悔は、今でも忘れません。本当に申し訳ない思いでいっぱいになりました。
この時、はじめて和菓子屋の仕事を、教えてもらった気がします。和菓子屋は、和菓子を作って売っているのではなく、その先にある喜びを作って売っているのだということに。私の作った和菓子は、言葉で伝えることができなくなったご主人に、大好きだったもちたけの和菓子を持たせてあげることで、これまでの感謝を伝える為のものだったのです。これをきっかけに、和菓子を作るという一見単純で小さな作業の先に、お客様の色々な喜びがあるということを、思い描けるようになりました。
感謝を伝えるとき、謝罪を表すとき、また友好のしるしに、弔意を伝えるとき、和菓子は使われます。人の喜びのそばにも、悲しみのそばにも、和菓子があります。人と人を繋ぐ大切なものなのです。人は人から生まれ、人に育てられ、人に助けてもらいながら生きています。人として生まれたからには、何か人の役に立つ仕事をしなくてはいけません。もし和菓子が、人の役に立つものであると理解できるのなら、この仕事は、あなたにとってとてもやりがいのある仕事になるでしょう。
                                         有限会社 もちたけ
                                        代表取締役 越智秀幸 

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