代表銘菓 栗羽二重
栗きんとんが、和菓子として食べられるようになってまだ間もない昭和初期、初代店主武田信郎が、親戚一同の集まる場所でよくふるまっていたのが、栗きんとんの巨大おにぎりでした。当時も現在と同様に、栗きんとんは、手間のかかる高価な和菓子でした。そんな和菓子を、贅沢に振る舞ってあげられる瞬間こそ、和菓子職人であることを誇りに思えた瞬間だったのかもしれません。そんな親戚の中には「遠方に持って帰りたい」というものがおり、なんとか応えてあげようと考えたのが、羽二重餅で包むという方法でした。これなら栗きんとんが空気にふれることを極力減らし、日保ちがするからです。この時、とても喜んでもらったことがきっかけで、「全国の人にも食べさせてあげたい」とのおもいが膨らみ、栗羽二重の製造が始まりました。
素材へのこだわり
すぐれた素材を探すには、大変な手間と努力が必要です。地元であれ、北海道や九州であれ、どこにでも足しげく出かけていき、生産者の方と話をさせてもらいます。生産者から直接購入する理由は、生産者の人柄、畑や気候、生産方法や使用薬剤を知り、その方の理想なども聞かせていただけるからです。安全で安心できる素材を使うことは、自信を持ってお客さまに提供出来き、当店が一番大切にしている「喜んでいただく」に繋がるのです。
自社製造へのこだわり
和菓子屋にとって餡子は命です。餡子の味こそが、その和菓子屋の味と言われて来ました。当店では、つぶあん、こしあん、白あん(手亡)等、すべての餡子を、職人が一から手間隙をかけ、製造をしております。そのほかの商品に関しても、一部の行程においても、外部に発注しての製造は、一切行なっておりません。それこそが、先代から受け継ぐ職人の誇りだからです。
安全へのこだわり
当店の工場で作業する職人は、マスクに手袋、専用の作業着を着用し、異物が混入することが絶対ないよう、万全の態勢をとっております。例えば栗羽二重で、栗きんとんを羽二重餅で包む前には、水嚢(スイノウ)と呼ばれる目の細かいザルに通し、鬼皮や渋皮など、ひとつひとつを丁寧に、ピンセットで取り除いております。徹底した安全への配慮こそが、当店が一番大切にしている「喜んでいただく」に繋がると考えています。
すぐれた素材を探すには、大変な手間と努力が必要です。地元であれ、北海道や九州であれ、どこにでも足しげく出かけていき、生産者の方と話をさせてもらいます。生産者から直接購入する理由は、生産者の人柄、畑や気候、生産方法や使用薬剤を知り、その方の理想なども聞かせていただけるからです。安全で安心できる素材を使うことは、自信を持ってお客さまに提供出来き、当店が一番大切にしている「喜んでいただく」に繋がるのです。